くま予防にも効果あり?毎日の睡眠が大事!美肌睡眠のコツとは??
2022/02/12
このページでは、美肌をつくるために効果のある睡眠方法をご紹介しています。
毎日スキンケアをキチンとやっているのに、「くま」が消えない・取れない!化粧がのらない!と悩んでいるかたは是非1度、自分の睡眠の取り方を見直してみてはいかがでしょうか?
もしかしたら、少し気をつけるだけで悩んでいた肌トラブルの改善につながるかも。
美容睡眠のコツその① ~深夜0時までには寝よう!~
「肌のゴールデンタイム」と言う言葉を聞いたことがある人、多いのではないでしょうか?
ゴールデンタイムとは時間にすると、午後10時~午前2時のあいだだとよく言われていて、この時間のあいだに睡眠をとることで、他の時間に比べ、体にとってより質の良い睡眠を得られるとされています。
ではなぜ、10時~2時までの間なのでしょうか???
実はこの期間には人間の脳のつくりが関係しています。
人間の脳は朝起きてから約14時間後に、睡眠に向けた体制に入るようにできています。
人によってもちろん起きる時間はバラバラですが、例えば、毎朝7時に起きていると仮定します。
起きてから14時間後の午後9時ごろから睡眠ホルモンが分泌され始めるので、午後10時に寝るというのが「日が昇ったら起きて日が沈んだら寝る」という、体の自然のリズムに適しているということになります。
ただ、小さい子供ならまだしも大人が10時に寝るというのは理想的ではあるものの、現実的ではないので、遅くても0時までに寝るようにすれば、あまり悪影響が出ないレベルということです。

引用:武田薬品工業株式会社 図版参照 http://www.tainaidokei.jp/mechanism/img/graph31.gif
図をみて分かるように、深夜0時を超えたあたりから睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌量が一気に増えていくので、この高まっている時間に合わせて眠るのが理想的です。
睡眠不足は肌以外への影響も!
睡眠不足が続くと、「顔色がさえない・肌がカサつく・くまができる」など、肌のコンディションが最悪なことに・・・このような経験をしたことは誰もがあるのではないでしょうか。
しかし実際のところ、影響が出ているのは肌だけではありません。
気づかないうちに体と心への負担もかかっています。
では睡眠不足によって、どんな症状がおこる可能性があるのでしょうか?
*睡眠不足が続くと・・・
・血糖値が上がり太りやすくなる。糖尿病の原因になることも。
・精神的に不安定になり、「うつ」の傾向が強くなる。
・免疫が低下し、病気に対して弱くなるので風邪などひきやすくなる。
・にきびやアトピーといった皮膚炎などの炎症も悪化します。
某企業が以前行った調査によると、東京在住の30~50代の人の平均睡眠時間は5時間59分と、6時間未満となっていて、東京・ニューヨーク・パリ・上海・ストックホルムの5都市でみたときに、最短の睡眠時間なんです。
また、平均就寝時刻が0時を過ぎているのも東京だけ・・。
これじゃ、日本人は働きすぎだと海外の人に言われても仕方ない状況ですね・・・。
美容睡眠のコツその② ~眠りに入ってからの3時間が大事!~
人の肌というのは、約4週間のリズムでターンオーバー(新陳代謝)を繰り返しています。
そして肌再生なんですが、実は起きているときではなく、おもに行われているのは睡眠中。
起きている間というのは脳に多くの血液が集まり、脳のエネルギー消費量がとても大きく、それを供給するために血液が流れ込んでいます。
つまり、脳は常にせっせと働いている状態なんですね。
それが睡眠に入ると「ちょっと休憩!」とお休みモードになり、低燃費なエコ運転に切り替わります。
この時に、血液が肌や内臓など体のいたるところを巡って酸素と栄養を送りこんでくれるので、組織の再生と修復が行われ体をメンテナンスしてくれています。
ではなぜ、タイトルにある入眠後3時間が重要になってくるんでしょうか?
「寝ている間ずっとメンテナンスしてくれてるんだからいいじゃないの?!」って思うかもしれませんが、睡眠中というのは、深い眠りであるノンレム睡眠と、浅い眠りのレム睡眠を繰り返しています。
そして、その周期は1時間半を1セットとして4~5セット繰り返され、朝の覚醒へ向かうのですが、特に初めの2セットが深い睡眠になっていて、そのタイミングが成長ホルモンの分泌が高まるポイントでもあるんです。
この成長ホルモンこそが、若さを維持し、美肌を生み出すのに重要な働きをするんです。
なので、成長ホルモンの分泌が1番高まっている、眠りに入ってから3時間の間が美肌をつくる鍵となってくるということなんですね。
睡眠不足の状態だと肌再生が損なわれ、肌あれや肌老化を進めます。例えば、ケガをした時に睡眠が足りてないと傷口がふさがりにくかったりということに。
そして、成長ホルモンは年齢とともに自然と減っていくものなので、若い20代のときよりも、30代・40代・・・と年齢を重ねるにつれ、睡眠不足というのは肌にとっての影響がより大きく現れるようになります。
目安として、最低6時間の睡眠をとるように心がけてみてください。6時間以下の睡眠だと、肌あれしやすくなってくるようです。
よく「ショートスリーパー」という、「少ししか寝なくても大丈夫!」という人がいますが、医学的にみても、寿命が長いのはキチンと7時間睡眠をとっている人なので睡眠は本当に大切なことなんだ!と覚えておいてくださいませ。